フルーツの森便り1997年 |
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97/11/05
ふもとの山も色づく晩秋、廻りの山並みに初雪が降り、りんごにも初霜、初氷をみるようになりました。
みちのく天童、森谷果樹園では、ふじりんごが枝にたわわに実り、穫り入れを待っているかのようです。
思えば、雪中の炭焼きに始まり、春のめぶきと共に、さくらんぼ、夏の桃、秋のラ・フランスと季節の移ろいはまたたく間に流れ、最後の実り「サンふじ」を残すだけとなりました。
ここの寒さとポリシー農法により、甘味、歯切れのよさ、果汁の多さにコクがのってきています。
おかげさまで、10月上旬にラ・フランスを収穫して、順次追熟し、完熟する頃に発送しているところです。
ラ・フランスとサンふじは、12月上旬頃まで発送を続ける予定です。
既にたくさんのご注文、ご予約をいただきありがとうございます。
また、たくさんのご感想をいただきまして、重ねて御礼申し上げます。すぐにはお返事も出来ず、大変恐縮ではありますが、感謝の気持ちでうれしく拝見させていただいております。
それでは、これからもよろしくお願いします。
97/09/22
収穫の秋を迎え、空にはトンボが舞い、稲刈りが始まっています。
当果樹園は、先日終了した桃の整枝剪定や、ラ・フランスの実が強風でゆれて落下しないように枝に支柱をたてたり、各種のりんごの葉つみと玉回し作業を始めたところです。
葉つみとは、りんごの果実の周辺の葉を摘み、果実に太陽の光を当たるようにし、果実がまんべんなく紅く色づき甘くなるようにするものです。
玉回しとは、葉つみで色づいた面を180度回転させ、反対側にも太陽の光を当て、色づきをよくするための作業です。
現在、サンつがるが終わり、千秋、早生ふじ、ジョナゴールド、紅玉、サンふじと、ラ・フランスを産直していく予定です。
今年の桃&早生りんご収穫時期の、日々の作業の内容を農作業日誌より一部抜粋し、まとめたものをご参考までに報告いたします。
- 8/24
- 天童川原子地蔵菩薩のご祭禮に桃を出展
- 8/27
- 川中島白桃プレゼント品発送
- 8/31
- 出会いを求めて、ローソン(天童川原子店)サイドで、 桃(天の童)販売
- 9/03
- TOKYOイトーヨーカドーに完熟桃限定品出荷初め(毎日出荷)
- 9/04
- サンつがる収穫、ラ・フランス徒長枝整理
- 9/10
- 草刈り
- 9/12
- 土作りの為、有機カルシューム(卵殻)、自家製木炭、土壌散布
- 9/16
- サンつがる発送
- 9/18
- 葉つみ作業
- 9/20
- サンつがる完売
97/09/21
残暑から一転、朝晩、涼しくなり、皆様いかがお過ごしでしょうか。
おかげさまにて「サンつがる」が9月20日にて完売いたしました。たくさんのご注文ならびにご意見ご感想をいただきありがとうございました。
山形では、9月8日に「日本一の芋煮会」と称して、3万食を、大鍋で、重機等を使いながら作り、参集者に200円でふるまわれました。
今、県内の各河原で「いも煮会」が最盛期を迎えています。
これまで、さくらんぼ・桃・早生りんごをご利用してもらい、完売してまいりました。皆様からいただいたお問い合せや反響に励まされ、明日への刺激と勉強になりました。
今、当果樹園では、土作りを本分とし、土壌と樹の生命力を高めて、よりおいしく、より安全に、果物作りをしている最中です。
これからまさに収穫の秋を迎えて、多くのりんご、ラ・フランス等が出てまいります。自然の香りと味にこだわりながら、産直で紹介していきますので、宜しくお願い致します。
97/09/08
天童は、稲の穂も垂れ始め、収穫の秋を迎えました。
産直の方は、おかげさまで桃の「あかつき」と白桃の「川中島白桃」が完売いたしました。ありがとうございました。早生種りんごの「サンつがる」はお申込期限が9月中旬までと今しばらく受け付けております。
「川中島白桃2kgプレゼント」当選者への発送も無事終了しました。こちらもたくさんのご応募をいただきありがとうございました。
今回は、次回産直(なし&りんご)予告をご案内をいたします。
■次回産直のご案内(なし&りんご)
★以下の中から産直する品種を現在選定中です。
★【プレゼント】は今年も「ラ・フランス」を予定しております。
★【りんご】で品種名の前に「サン」がつくものは、太陽の光をたくさん浴びて育った無袋(果実に袋がけをしない)栽培品です。
- 【なし】→無袋栽培・木成り完熟で収穫の和なしです
- 「豊水」 9月中旬〜 甘味と果汁の瑞々しさが特徴
- 【西洋なし】→収穫後に追熟(熟成)期間を経て完熟状態で発送します
- 「マリゲットマリラ」 9月下旬〜 さわやかな甘さの大玉品種
- 「ラ・フランス」 10月下旬〜 食味食感良好の西洋なしの女王
- 【りんご】→すべての品種が無袋栽培・木成り完熟の収穫で発送します
- 「サン千秋」 9月下旬〜 適度な甘味が特徴のふじ交配種
- 「サン紅花ふじ」 10月上旬〜 早生ふじ・別名「やたか」
- 「サン紅玉」 10月上旬〜 生食の他、料理用に根強い人気
- 「サンジョナゴールド」10月中旬〜 適度な酸味が特徴の紅玉交配種
- 「サン王林」 10月下旬〜 甘味と香りが特徴の青りんご
- 「サンふじ」 11月上旬〜 蜜入りでりんごの代表品種
97/08/13
残暑お見舞い申し上げます。
お盆を迎え、まだ暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?。
8月11日発行の「勇気の会通信No.8」にて、無料ご購読の方には既にご案内を差し上げておりましたが、ホームページの更新が遅くなり、ご不便をおかけし恐縮している次第です。こうしている間にも、桃の【あかつき】は旬を迎え、猛暑の中で収穫が始まっております。
今夏の産直は、昨年同様、桃は【あかつき】と【川中島白桃】、りんごは早生種の【サンつがる】をご用意いたしました。暑い夏につめたく冷やした桃を、ぜひお試しいただきたいと思っております。お申込は「新鮮フルーツの産地直送」のコーナーよりお願いいたします。
昨年も実施しました【川中島白桃】のプレゼントは、サクランボプレゼントもご好評をいただきましたので、今回も限定30名様分ご用意させていただきました。この機会に、山形の桃を味見されてみてはいかがでしょうか?。プレゼントのご応募は「アンケート&問い合わせ」のコーナーからお願いいたします。また、このコーナーからは、当果樹園の情報誌「勇気の会通信」の無料購読の申込も受け付けております。
なお、当果樹園の近況は「有機農業をめざして」のコーナーの「酷暑を迎えて」にも書いておりますので、ご一読願えれば幸いです。
97/07/17
お陰様をもちまして、7月16日にて、さくらんぼがすべて終了いたしました。
ご縁のあった皆様には、真心より、お礼を申し上げます。
以下は、初収穫からの経過を農作業日誌より抜粋したものです。
- 6/15
- さくらんぼ初収穫(高砂・正光錦)
- 桃とラフランスの摘果
- オーナーズクラブ会員来園
- 6/21
- 佐藤錦収穫開始
- 出会いを求めて、ローソン(天童川原子店)サイドで、さくらんぼ「天の童(てんのわらべ)限定品・森光作」販売
- 6/22
- オーナーズクラブ会員来園
- 6/23
- オーナーズクラブ会員来園
- 6/25
- 仙台より知人がもぎとり手伝いに来る
- 6/27
- 肌に浸み入る蝉の鳴き声に聴き入る
- 6/30
- 佐藤錦プレゼント品発送開始
- 7/05〜06
- 出会いを求めて、ローソン(天童川原子店)サイドで、さくらんぼ「天の童(てんのわらべ)限定品・森光作」販売
- オーナーズクラブ会員来園
- 7/09
- 暮れより、山の清流でカジカ蛙が鳴き、しばし心が白く透き、快い幸福感に包まれました
- 7/10
- ナポレオン収穫開始
- 7/13
- りんご摘果
- 梅干し用の梅収穫
- 7/16
- さくらんぼ完売終了
97/06/29
ここ天童は、梅雨と台風等の影響で、昨日は風雨が心配されましたが、今日は比較的天気も良く、収穫日和となっております。
【佐藤錦】発送開始から一週間ほど経過し、お召し上がりになった方々から、メール等にてたくさんのご感想やご意見を賜り、本当にありがとうございます。すぐにはお返事も出来ず恐縮ではありますが、これを励みとして出逢いに感謝し日々汗している次第です。
おかげさまで【南陽】が早くも「完売」いたしました。ありがとうございました。【佐藤錦】と【ナポレオン】は、まだ十分にありますが、無くなり次第終了とさせていただきますので、お申込はお早めにいただけますと助かります。
大変お待たせいたしましたが、間もなくプレゼント当選者への【佐藤錦】の発送を開始いたします。味見された感想などをお寄せいただければ幸いです。
97/06/24
【佐藤錦】が完熟を迎え始め、6月20日より発送を開始いたしました。【ナポレオン】や【南陽】はまだですが、本格的な農繁期を迎え、収穫に汗しております。
ここ天童は、夏を感じさせる暖かい日が続いております。おかげさまでたくさんのご応募をいただきました佐藤錦プレゼントの抽選結果も、遅くなりましたが通知でき、これから発送準備にかかろうとしております。
既に発送を開始しました佐藤錦を始め、今回はサクランボのお申込期限を7月上旬までに延長させていただきました。よろしくお願いいたします。
97/05/30
皆様、いかがお過ごしでしょうか?。ここ天童は、肌寒い日が多く、久しぶりに空から太陽が出ています。
こちらでは、今、果樹(サクランボ・桃・ラフランス・りんご)の摘果作業を、盛んにやっています。
早期摘果(5月下旬迄)は、果実の細胞数を増やし、樹体の保護と、次年度への花芽形成(花器原基)に、よい影響をもたらしてくれます。
また、危険な、サクランボハウス雨よけポリフィルムかけの準備をしております(高さ7m×巾8m×長さ500m)。
そうした作業をする時、どの方が、この1つの果物を食べてくれるのかと楽しく思いはせながら、作業をやっております。
生き方や、果樹を通した出会いを大切に育み、会員制等で、信頼し合う、関係を広めて行きます。
《最近の作業日誌から》
4/27 ラ・フランス果そう摘花
4/30〜5/01 サクランボ人工授粉
5/04 りんご(フジ)花摘み
5/09〜 果そう摘花
5/27 草取り
5/29 草刈り
97/05/03
4月中旬の肌寒い気候から一転し、夏日となり、果樹の花が一斉に咲きほこっています。白いサクランボの花には、花粉を求め、ハチが群舞し、桃はピンクの花を咲かせ、ラフランスとりんごも負けじと咲きみだれています。
そうした彩りある、フルーツの森、森谷果樹園では、サクランボの受粉作業と、桃・ラフランス・りんごの摘花をしております。
(1).受粉作業 (マメコバチもやっている)→ナポレオン・高砂(花粉)→佐藤錦(めしべ)につけている→ダチョウの毛棒使用
(2).摘花作業 →咲いた花の10個中1個位残す
97/04/23
当地で、4月16日夜半から17日早朝にかけて、強い霜が降りました。
その時の状況は、マイナス5度迄気温が下がり、花芽が、場所と発育ステージによっても異なりますが、1割〜5割位凍死してしまいました。
凍死した花芽は、花は咲いてもめしべが死んでいるので実が着きません。
そのため、様々な遅霜対策がとられています。
(1).散水凍結法: 0度位になったら、園地のスプリンクラーの水を間断なく出し、花芽や木々を凍結させておく
(2).燃焼法 : 300坪あたり、石油缶を20個位置き、おおむねマイナス1度〜マイナス2度になるよう火を燃やす
(3).防霜ファン: 地表面の空気と上層の空気をファンを使い動かし対流を作り、おおむねマイナス1度〜マイナス2度になるようにする
いずれの方法も温度によりメリットとデメリットを持っています。
97/04/01
4月に入り、各地から桜便りが聞かれるようになりました。サクランボの花は、ピンクではなく白ですが、開花時期は桜よりも若干遅く4月下旬となっており、開花すると果樹園は一面白一色に埋めつくされます。また、他の果樹の花も、ほぼこの時期を前後にして咲きますので、4月下旬からゴールデンウィークにかけては、当果樹園は絶好の花見日和になろうかと思います。
さて今回は、自家製の炭造り(木炭・木酢)についてご紹介したいと思います。
ホームページメニューの「有機農業をめざして」・「おいしいフルーツとは?」・「フルーツの森最新情報(このコーナー)」に、炭に関する内容を追加させていただきましたので、ご覧いただけましたら幸いに存じます。
★炭の不思議な力!!(山の木を使用)
(1).お風呂にも最適、温泉気分で、身体の芯から温まり、肌に良く湯冷めしません。
(2).炭を入れて沸かしたお湯で、お茶やコーヒー等を飲むと味が良くなります。
(3).ご飯に一緒に入れて炊いてもおいしいです。
(4).脱臭剤として利用できます。
お使いになってみたい方には、用途に合わせて、木炭または木酢液をお分けいたします。詳しくは森谷光夫までお問い合せ願います。
97/03/27
雪解け間もない天童から、ちょっと早いですが、季節の果物をご案内させていただきます。
産地直送そのものは、他の地元業者でもやっていますが、当果樹園の産直は「生産地の業者直送」ではなく「生産農家直送」です。この機会に、本物の産直を試してみませんか?。
今回は、代金の計算方式を以下のように変更いたしました。
前回【価格+地域別配送料=支払代金】 → 今回【送料込価格】
また、昨年に引き続き、今回もサクランボプレゼントを企画致しましたので、併せてお知らせいたします。サクランボプレゼントは、アンケートにお答えいただいた方の中から選ばせていただきたいと思っております。
ご予約・お申込は、随時お受けいたしております。まだまだサクランボの季節には早いですが、今回もよろしくお願いいたします。
97/03/23
当地(山形県天童市)も、ようやく雪解けが進み、果樹園の雪もなくなり、黒い土が見えてまいりました。
おかげさまを持ちまして、残りわずかとなっておりました自然派サンふじが完売いたしました。ありがとうございます。これで、96年産の果実はすべて完売となりました。皆様のご愛顧にあらためて感謝申し上げる次第です。
97年産の果実は、サクランボを始めとして、3月中にはご紹介できるように準備を進めているところでございます。
皆様には、もうしばらくお待ちいただくことになろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
97/02/25
寒さ厳しい折、お変わりありませんでしょうか?。
当果樹園は、まだ一面真っ白に雪で覆われていますが、整枝剪定は既に始まっております。また、炭造りも、昨年同様にやっております。
おかげさまを持ちまして、残りわずかとなっておりましたサンふじが完売いたしました。ありがとうございます。自然派サンふじは、残りわずかではありますが、もうしばらくはお分けできると思います。
よろしくお願いいたします。
97/01/16
新年を迎え、皆様いかがおすごしでしょうか?。
昨年中は、いろいろとお世話なり、本当にありがとうございました。
思い起こせば、一昨年の夏に桃の産直という形で、何もわからないままにパソコン通信での産直を始めてみたわけですが、良いご縁に恵まれ、皆様のご意見ご感想に勇気づけられ、今日まで続けてくることができました。
昨年には、インターネットのホームページを公開することができ、さらにご縁の輪が広がりました。
今年も、ご縁を大切にし、いっそうの精進を続けてまいりますので、昨年同様よろしくお願い申し上げます。