1997年 5月


5月3日
 
  午後3時の昼寝時に観た夢

いつしか小学校時代に逆戻りしていた。
学校の行事でマラソン大会のようなことをやっていた。なぜかその日はやる気があ
って、気分がよかった。
最初からみんなに追い抜かれてしまうことを予想していたが、今日はとんでもなく
速く走れた。前から5、6番目を走りいい気分になったが、3分の1くらいのとこ
ろで苦しくなってきた。足も遅い。前に進もうとしてもなかなか進まない。
後ろから第2群の生徒が迫ってくる。
と、その時いつも学年で一番足の速い優勝候補がおそろしく速いスピードで最前に
いる僕たちへ迫ってきた。
その生徒に追い越されそうになって初めて足が動いた。
彼と僕はいつのまにかトップにいた。
そしてどんどん彼との間を広げて、ついに誰も見えなくなった。

ほんとうにこのコースでだいじょうぶなのか、と不安を抱きながらゴールへ向かっ
たが、先生も誰も校庭にはいない。時計を見たらまだスタートしてから10分しか
たってなかった。でも走った距離はコースの通りだったはず...

校舎の階段を教室へ駆け登っていった。
「ああ、こんなにすごい記録が出たのに、誰も知らないなんて...おまえ裏道で
引き返してきたんだろう...なんて言われるのはくやしいよお」
と、泣きそうになりながら走っているところで目が覚めた。

5月4日
 
  午前6時に観た夢

両刃の剣をきたえている。僕は鍛冶職人のようだった。
ぞくぞくするほど妖しい光を放つ剣ができあがった。しばらくその出来ばえに満足
しながら剣をながめていると、後ろのほうで誰かの声が聞こえる。

「・・・夢の力は両刃の剣」と、2度、3度とその言葉は繰り返された。
その声のほうをびっくりして振り返ると、自由の女神が立っていた。
その手に握られた松明のようなものから、突然眩しい光が放たれ目がくらんだ。
そこで目が覚めた。

5月7日
 
  午前5時に観た夢

美しい花畑がある。亡くなった人達(叔父や妹)がいる。
彼らは楽しそうに話をしているが、夢の中で僕は泣いている。
花畑の周りには真新しいビルがそこを取り囲むように建っていた。
花畑を出ると、小さな田舎の駅があり、列車が猛スピードで近づいてくる。
間一髪、僕は踏切を飛び出して線路の反対側へ。またしても花畑。
そこをしばらく歩いていった。
途中に小さな山があり、その緩やかな山道を白髪の老人と歩く。

5月8日
 
  午前6時に観た夢

空の高いところに、怒りをあらわにした男の巨大な顔が浮かんでいる。
その顔は頬を膨らませて、強い風を送ってきた。
びっくりして目が覚めた。
目覚めてもしばらくその顔の映像は消えなかった。
「私は人間が許せない・・・」
というと消えていった。

5月15日
 
  午前8時に観た夢

がらくた市のような通りがある。通りの中央にはがらくたの山。
その通り沿いの焼却炉で掃除をしている管理人に会う。
彼は焼却炉を指差し、そこにあるシチューの缶を勧めた。シチューを飲み干して
焼却炉の横にその空缶を置く。焼却炉はきれいに掃除されていたので、空缶を水
で洗おうとしていると、その管理人のおじさんに「ばーか」と言われる。
おじさんは洗わなくても自分がやると言うので、お言葉に甘えた。
焼却炉の向こうに駐車場があり、たくさんの車の横に、透明な袋に入った空缶の
山があった。

5月18日
 
  午前9時に観た夢

知り合いの会社社長が現われる。夢の中で彼は小言を言っている。
僕が無視していると、悲しそうな顔をしていた。

5月23日
 
  午前4時に観た夢

夜の諏訪湖を訪れる。諏訪湖から東京にもどりながら、夢の中で何かを思いだし、
再び諏訪湖へ。山深い場所で意外に狭い感じがする。ちかくに滝が見える。(ち
なみに諏訪湖は見たことも行ったこともない)
見知らぬ女性が僕を呼ぶ。諏訪湖の近くにある滝を見ながら、彼女のために文章
を書いている。何時の間にか、僕はパソコンに座りモニターを見ていた。
彼女は「諏訪湖が見たい」というので、もう一度諏訪湖へ戻ろうと思った。
すると何時の間にか、再々夜の諏訪湖に着いていた。
滝を見上げながら文章を書き続けていた。

5月25日
 
  午前6時に観た夢

なぜか実家にいる設定、家族はみんな見知らぬ人たち。
玄関横の窓が開いていた。その向こうから二人の見知らぬ中学生くらいの女の子
が覗いていた。黒い影が僕のすぐ横を通りすぎ、家の中に入ってきたので、部屋
の戸締りを確認する。
黒い影が怖くてしばらく怯えていたが、黒い影は気のせいだと思うようになると
恐怖感はまったくなくなった。

5月27日
 
  午前8時に観た夢

呪文のような言葉や文字を並べている。僕はその文字を組み合わせてひたすら夢
判断をしている。なんだこういういことだったのか、と自分で驚いていた。

5月30日
 
  午前7時に観た夢

海沿いの線路を走る列車に乗っている。
終点の一つ手前の駅で、僕は手に持っていた鞄を線路に投げ捨てる。
鞄は線路に置きざりにされ、列車は終点を目指す。
と、ふいに今、投げ捨てた鞄のことを思いだし、列車を止めてくれるように車掌
に頼んだ。列車はその駅にもどる。
僕は線路の上をくまなく探すが、鞄は見つからない。
貴重品や財布は手元にあったので安心するが・・・。
とうとう列車は再び走り始めた。終点の駅に着いた。
海のそばのローカルな町だった。

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