1997年 2月


2月3日
 
  午前9時に観た夢

 暴風が私のいる部屋の窓をたたいている。
 窓が少し開いている。けたたましい鳥の鳴き声がして窓ガラスに黒い鳥の姿が見え
 た。そいつは窓の隙間をくちばしでこじあけ、私の部屋に入ろうとしていた。
 やっとそいつを追い返し安堵したのもつかの間、今度は7色のインコがサッシの隙
 間から部屋の中へ入ろうとしていた。同時に別の隙間から小さな鳥もくちばしをね
 じこんできた。
 「こいつらを部屋に入れると俺の病気は悪化してしまう」
 とにかく夢の中で夢判断をしながら、必死に窓のロックをかけた。

  ・・・眠り男は1月の夢で暗示されたとおり、先月の末からほんとうに病気にな
     ってしまいました。この間に占った夢判断の中にはインスピレーションの
     ないものもあり、申し訳なく思っております。今、なんとか復活しようと
     しています。

2月9日
 
  午前4時に観た夢

 ヨーロッパの貴族のお城のなかにラウンジのようなものがあり、たくさんの人でに
 ぎわっている。
 そのカウンターの片隅で原稿用紙を2枚とりだし、何かを書いている。
 僕はコーヒーを注文したが手をつけず、原稿を黙々と書いている。ちょうど一枚書
 き終え2枚目に入ろうとした時、ラウンジは混み始めた。
 原稿を途中で仕舞おうとするが、女性スタッフに引き留められた。
 それでも、用事があるからと外に出た。
 設計事務所のような会社に行くと、社長(といっても僕の知らない人)とお客が何
 かを話してした。僕に気がつくとお客は挨拶をする。
 先ほどの2枚の原稿を一生懸命探していた。とうとう原稿がみつからないので、社
 長と外に出る。
 緩やかに降る太陽光線と、小高い丘の上に白亜の御殿のような建物があった。
 社長は「君がデザインした家だ」というと姿を消した。
 「我ながら完璧だ」と思いながら、
 「ああ、こんな家に住みたい」と玄関前の白く美しい石の通路に腹這いになって、
 そこを慈しむように撫でていた。

  ・・・この夢を見た後、体調が悪かったのがうそのように回復した。

2月10日
 
  午前8時に観た夢

 チョコボールのきょろちゃんが出てきて、「くれくれっ」とか言っている。
 「なんにもないよ」というと、きょろちゃんは困ったような顔をして、
 「ぺこちゃんなら知っている」と訳の分からないことを言って、羽を広げて飛んで
 行った。

2月15日
 
  午前8時に観た夢

 神社の境内の石畳の参道脇に布団を敷いて寝ている。
 お昼過ぎになっても寝ていたが、参拝者が増えて、騒がしくなってきたので布団を
 たたんで街へ出る。
 民家があり、そこの二階の部屋に上がると、窓が開いていた。
 そこには、大きな木と古い建物のある懐かしい感じの風景が見えていた。
 そのとき、突然廊下の隅から小さな老婆が、お経のような独り言をつぶやきながら
 現われた。

2月19日
 
  午前7時に観た夢

 事務所にいき、会社の人と雑談をしている。
 僕が席を離れ、戻ってくると、誰かがかってに僕のバッグのなかから、小さな聖書
 を見つけだし興味深そうに読んでいた。

          ・・・この日、会社で雑談をしていたら、ルルドの泉の話題か
             ら、聖地巡りの体験談を聞き、話が盛り上がった。

2月21日
 
  午前8時に観た夢

 狭い用水路の中を必死に泳いでいた。途中で溺れそうになりながら懸命に前に進も
 うと努力していた。
 もがきながらも泳いでいたが、とうとう力つきて溺れてしまった。
 死ぬと思った瞬間、誰かにたたかれるような感覚で目が覚めた。

          ・・・前日、少し風邪をひいたので体調が万全ではなかったが、
             この夢のおかげで、あんなに痛かったのどの痛みがまっ
             たくなくなった。この日、風邪の症状はけろりと治って
             しまった。

2月28日
 
  午前6時に観た夢

 アンゴラのような毛のふさふさした白猫が現われた。
 猫は割りと大きく、僕の目の前で欠伸をし、小生意気な顔でこちらを見ていた。
 なついているように僕のまわりを離れない。
 どうしていいか分からないまま、目が覚めた。

          ・・・最近、眠り方がより猫のようになってきた。
             ここのところ101のダルメシアンをよくテレビでみて
             いてかわいいな、とか思っていたので、子供のころから
             の犬嫌いが直ってきたのかなと安心していた。そのかわ
             り猫がだんだん嫌いになってきたもんだから、ついに出
             やがった、といった感じ。

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