室町時代の庭園




「室町時代の庭園」



室町時代の庭園の特色

室町時代の庭園は、禅宗の隆盛と共に禅院式の枯山水庭園が意匠され、確立された時代である。
このコーナーでは、この時代の代表的な枯山水である京都大徳寺大仙院庭園、龍源院庭園、また池泉と抽象的な銀沙段が象徴的な慈照寺(銀閣寺)の三庭を御紹介する。



京都大徳寺大仙院庭園


大仙院庭園
鶴島から枯滝石組周辺





大仙院庭園
枯滝石組





大仙院庭園
出船形式の舟石





大仙院庭園
大海





大仙院庭園は、室町時代を代表する禅院式の枯山水庭園で、禅院式枯山水庭園の最高傑作とも言われている。確かにこの狭い敷地(30坪少々)の中に豪快ながら繊細にして、意匠もよく考えられており、 形容しがたいぐらいの崇高な庭園である。



所在地京都市北区紫野大徳寺町
作庭年代室町時代
様 式枯山水
社寺名臨済宗大徳寺塔頭大仙院

大仙院庭園は一般公開しております。

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京都大徳寺龍源院庭園


龍源院庭園
龍源院庭園全体







龍源院庭園
三尊蓬莱石組





永正年中、畠山、大友、大内の三大名が協力して開創、その当時の開山である東渓禅師が方丈の裏の細長い地に作庭した。傾斜する石を中央にして小石を左右に平行させて立てた、一種の三尊式の石組であるが、須弥山式の石組と見てよい。80坪ほどの敷地であるが、全庭苔むした庭で、簡素な構成が特色である。



所在地京都市北区紫野大徳寺町
作庭年代室町時代
様 式枯山水
社寺名臨済宗大徳寺塔頭龍源院

龍源院庭園は一般公開しております。

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慈照寺庭園(通称銀閣寺)


慈照寺庭園
池泉より銀閣を望む







慈照寺庭園
池泉全景





足利義政が文明14年より数年にわたり造営,善阿弥など当代一流人の作庭、東求堂内同仁斎は、室町書院の代表である。その前庭は当初の作庭が保存されているが、元和元年、宮城豊盛が大半を改修した。銀沙灘、向月台の砂盛は新鮮な美の極致である。



所在地京都市左京区銀閣寺町
作庭年代室町時代
様 式池泉回遊式別に砂盛
社寺名臨済宗相国寺派慈照寺

慈照寺庭園は一般公開しております。

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