機能健康なフルーツとは?



1.ポリシーを持ち生物と関わっているか

あらゆる生命の生理作用は同源である(人間・植物・原生動物・小動物)。
そういう生命の生理作用を十分に理解して取り組んでいること。

■■■ 栽培方法 ■■■
 自然生態系(森林生態系、土壌生態系、海洋生態系)のしくみを知り、全生態系が生かされるさまざまな技術から成りたつ作物生産を行いたいと希(ねが)っています。
 樹木の生理と太陽と水と養分の関係をひもとき、最少限の人為的手だてと、自然界の最大限の活用を図り、環境、安全、健康に良い食物作りの為、、手法としては自前の炭焼き窯を使い、木炭と木酢液を自家生産して、病虫害対策や土壌改良を20年前から行っています。
 生命ある食物の為、身土不二を想い、土作り、樹作り、人作りを主眼に、糧のある有機素材の土壌菌、米糠、魚粕、籾殻、ワラ、緑草等を合わせて低温発酵した有機物を、樹園地に還元しています。


2.太陽(宇宙・自然)

自然の摂理に逆らわず、太陽の恵みを十分に活用していること。
根と樹体が太陽の恵みを十分得られるように配慮して整枝しています。


3.有用微生物群、減農薬栽培(自然農法特別栽培)

化学肥料や農薬により、有用微生物群の働きを阻害していないこと。
安全で健康な機能性食を創ることを心掛け、最少限の農薬散布(慣行農法の5割減)を11年前から行っています。


4.優良有機物、土壌

米ぬか・雑草・化石・木炭・木酢・他酢・黒砂糖・魚粕等の、良質な有機物をタイミングをよく畑に施し、良質な土作りに努めています。
(土壌の健康、安全を調べる土壌検査を行い、理想に近い成績である)


5.機能健康果実のおいしさNEW

以前より日本食品分析センターの機能分析試験を実施し、安全、健康度だけでなく、味、品質を高める栽培をしております。


以上の五つをおいしいフルーツの条件として大切なものと考え、常に最善をつくし、生産に取り組んでおります。





木酢・木炭の果樹栽培への効用


当果樹園では、自家製の木炭と木酢を使用しております。

(1).葉が表側にそり、葉肉が厚く堅くなり、より健康な状態を示す。
  → 炭酸同化作用が活発化して樹木の活性化が促される。

(2).パラボラアンテナ状に葉がそるため、葉と果実に太陽光が有効に当たり、果実面が健康色になる。

(3).微生物や多くの生命が棲み、土壌の活性化が得られ、命(エネルギー)ある食物が得られる。

(4).木炭を入れる事で清浄作用が促され、マイナスイオンとミネラル(多元素)たっぷりの質の良い土壌と樹体から、機能性健康自然食が生まれる。





農作業

◆整枝剪定
樹木の枝一本一本にも性格があり、枝の整枝配置に気を配りながら剪定を行っています。
基本的に枝量と根量は同量です。
剪定で枝を切ることにより、樹液の流れをコントロールし樹木の活性(ビックバン)を図ります。
雪解け頃よりはじめ、芽ぶく頃まで続けます。
大別して、枝を切ることは、栄養成長の素因オーキシンというホルモンを出し、6月末に生殖成長の素因サイトカニンが根に蓄えられ、果実に養分を送り込みます。それらに光合成作用をイメージして整枝剪定を行いますが、その年の樹木の体調と枝の性質を見通す技術が必要となります。

◆摘花・摘果
多くの花から、着果させる部位の花か果を残す。
・りんご、梨は、1部位に5花と10花あるので、1ヶ残して摘みとります。毎日1〜2mm位ずつ大きくなります。
・サクランボは、1部位に花が24花程咲きます。3〜5ヶ程残して摘みとります。

◆実割れの防止
サクランボの実は、色づき始めると糖度があがり、果実の気孔より浸透圧で水分を吸収し裂果します。又、梅雨の雨にあたれば、完全に裂果するので、雨除けハウスに0.6mmのポリフィルムをかけ、雨をしゃだんし大切に育てています。

◆収穫【サクランボ】
5〜10g程の大きさなのですが、一粒々ていねいに収穫していきます。週末ともなると多くの人から収穫してもらいます。旬の期間が10日余りなので、まさに猫の手を借りたい程の忙しさです。

◆葉つみ
果実の周辺にある葉を摘み、太陽光線を実にあて、ポリフェノール値を高め色づかせます。でも摘みすぎてもいけません。樹木や果実は葉によって光合成をし、豊富な栄養を摂取しているからです。
・当園では最小限の葉つみをしています。






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